はらだ自然農園の紹介~田んぼ、技術、プロフィール~

無農薬田と田植え機
無農薬田と田植え機

私達は自然農法・自然栽培のお米作りに全身全霊で取り組み、妥協せず、「まず自分達家族が安心して美味しく食べられるお米を消費者に提供すること」これを第一のモットーとして、春夏秋冬、農園での日々の取り組みに精進しています。

自然農法・自然栽培の無農薬米作りを営む

自然と田んぼ

農園の冬
農園の冬

はらだ自然農園の田んぼは、亀岡市の北東、千歳町を拠点に、愛宕山系の山ふもとに広がっています。京都嵐山までの渓谷を下る「保津川下り」「トロッコ列車」の出発地点より更に上流にあります。古代より丹波国の要として栄えた亀岡は、周囲一帯を山々に囲まれ、中央を桂川(保津川)が流れ、晩秋から早春にかけては「丹波霧」が発生します。また特にここ千歳町は昔から湧水や伏流水が多いことで知られる「名水」の地です。千歳町の御影山(写真中央左より)は出雲大神宮の神体山で、そこから湧き出る「真名井の水」は、良水として大変有名です。丹波亀岡は良水・名水に恵まれた府内最大級の米どころ、穀倉地帯であり、京都米や京野菜など豊かな自然環境に育まれた産物が数多くあります。はらだ自然農園の自然農法米・自然栽培米(※)は、こうした豊かな自然環境の恩恵を受けて育まれます。
※自然農法米・自然栽培米は無農薬・無化学肥料・無除草剤で栽培したお米です。加えて自然栽培は有機物を一切施用しない完全無肥料栽培です。自然農法米では米ぬかを施用しています。

農園の春
農園の春

季節の移ろい
~農園の四季~

ツバメ
ツバメ

春は花

春は花、青空高くヒバリが舞い、木々の間でウグイスが歌う、風は虫達を運び、花の香りを運ぶ、あたり一面が自然の息吹に満たされる季節。農園の春も大忙し、春の田んぼ起こし、種もみの準備、苗代作りなどなど、自然の生き物達といっしょになって私達も農作業に励みます。

農園の桜
農園の桜
タンポポ
タンポポ
出芽したばかりの稲の幼苗
出芽したばかりの稲の幼苗

出芽したばかりの稲の幼苗

夏ほととぎす

夏はホトトギスの爽快な鳴き声が響き渡ります。田植えが終わり、稲は日々大きくなっていきます。同時に田んぼの草や畦草も大きくなります。田んぼの草取りや畦草に追われる季節です。田んぼの水管理にも気を配ります。

夏の自然農法無農薬田
夏の自然農法無農薬田
夏、無農薬自然農法の稲
夏、無農薬自然農法の稲
夏の無農薬の田んぼ
夏の無農薬の田んぼ
アオサギとシロサギ
アオサギとシロサギ

秋は月

風が稲穂をゆらす収穫の秋、暑さはすっかり和らぎ、昼夜の寒暖差が稲穂を育てます。お米は秋の夜がしっかり冷える中で育つことが大切です。秋の虫が賑やかな、風情を感じさせる季節です。

秋の月と山
秋の月と山
すすきと夕日
すすきと夕日
山と田んぼと彼岸花
山と田んぼと彼岸花
収穫前の稲
収穫前の稲

冬雪さえて

冬雪さえて・・・山ふもとの朝は冷え込みます、風は山の香りを含み、冷たく澄んでいます。雪が降ります、田起こしが終わった田んぼに雪が積もります、静謐な世界が広がる季節です。

山と雪と無農薬の田んぼ
山と雪と無農薬の田んぼ
自然農法無農薬の田んぼに積もった雪
自然農法無農薬の田んぼに積もった雪
雪化粧した田園
雪化粧した田園

自然農法・自然栽培の稲づくり
~その技術について~

田植え、自然農法無農薬田にて
田植え、自然農法無農薬田にて

(フロントページ<自然農法・自然栽培のお米作り~こだわりの技術~>から再掲載)

●無農薬米(自然農法米・自然栽培米)作りの捉え方や栽培技術の一端を<その1~その10>で紹介します。

その1 無農薬・無除草剤・無化学肥料/完全無肥料(自然栽培)

食は人を良くすると書く、食べることは生きる基本、ゆえに真の意味で健康に寄与するお米を育てたいと願っています。だから当然のこととして農薬・除草剤・化学肥料は一切使わない、自然農法・自然栽培の米作り(自然栽培は有機物を一切使わない完全無肥料栽培)。マクロビ、玄米食・分つき米食推奨。

その2 自然農法・自然栽培の基本は自家採種

無農薬栽培のコツは自家採種にあります。その土地に適応した種もみを残していくことはとても大切です。自家採種の種もみには栽培者の思いや願いもいっぱい詰まっています。自家採種品種はこだわりの「にこまる」です。お米通をうならせるその美味しさは折り紙付きです。

その3 美味しいお米づくりは品種選定から始まる

晩生品種「にこまる」が美味しい理由 > それは素質が素晴らしいことです。それに加え、涼しい秋に穂を育て、10月中~下旬頃から収穫できるからです。

その4 無農薬米づくりのコツは良い苗を育てること(三つ子の魂百まで)

その1 「ポット育苗」には良い苗が育つ条件が揃っています。
その2 山からの冷たい湧水で苗を育てています。
その3 田んぼの上で出芽させて、田んぼの土で苗を育てる苗代栽培です。
その4 有機物を一切使わず、土の力を生かした完全無肥料で苗を育てています。

その5 土を育てるということは「田んぼの生き物」を育てるということ

稲わら・米ぬかは田んぼの生き物達の食べ物になります。これは稲の肥料ではなく田の生き物達への食べ物(エサ)という感覚を強く明確に持っています。田んぼの生き物が必要とする以上は施用しません。このように当農園では土(生き物)を育てるための有機物として収穫時の稲ワラの他は米ぬかのみを田んぼに施用しています。
※当農園の自然栽培米では米ぬか等の有機物を一切施用しない完全無肥料で栽培を行っています。米ぬかを施用するのは自然農法米です。

自然農法・自然栽培では、田の生き物を育て土を育てていくことが大切であるという考えがあります。田んぼの生き物が元気な自然農法・自然栽培のお米は一味違う美味しさです。自然(土)の深み、食べれば実感、納得頂けると思います。

その6 自然の摂理に従う自然農法・自然栽培

稲ワラは自然の摂理に則りいったん田面で風化させてからすき込みます、自然農法・自然栽培の無農薬米作りは収穫直後の秋から既に始まっています。

その7 雑草の存在を認める自然農法・自然栽培の「雑草対策」

自然農法にせよ、自然栽培にせよ、有機栽培にせよ、除草剤を全く使わない無農薬の米づくりは、慣行栽培に比べて田んぼの中に雑草が生える可能性が格段に高まります。つまり除草剤を一切使用しない米づくりの最大の課題は「雑草対策」であり、雑草対策がクリアできれば、無農薬栽培へのハードルは低くなるのです。

私が長年携わってきた自然農法の雑草対策は「雑草を知る」ところから始まります。雑草は土の代弁者です。雑草の土を肥沃化するという役割(働き)を「認め」、「排除」という感覚ではなく、まずは栽培者として「土を育てること」に集中します。

その8 無農薬の米づくりに欠かせないこと<基本を徹底する>

①畦作り(管理)、②田面の均平化、そして③毎日の水回りは、無農薬(自然農法・自然栽培)でお米を育てていく上でとても大切なポイントです。当地のような山際の田んぼは、畦草刈りが多くとても大変ですが、畦の管理は最も重要な田仕事のひとつに数えられます。

その9 完熟米

できる限り完熟させてから収穫します、噛めば噛むほどに、自然由来の旨みを感じることができます。

その10 高品質へのこだわり5つのポイント
~せっかく無農薬で育てたお米だから、乾燥から出荷まで手を抜かない~

1.ご注文を受けてから、発送前に精米します。
2.年間を通し低温で貯蔵しています(玄米専用冷蔵庫で12℃以下/夏期15℃以下)。
3.安心の石抜き済です。かつ色彩選別機を使ってしっかり選別しているので、玄米食も安心です。
4.精米時に温度が上がらない低温精米で旨みを逃さない、無農薬米本来の美味しさを保持しています(低温精米機を使用:下記写真)。
5.自然乾燥に近づけるゆっくり低温乾燥(最初は風のみ、後30℃以下で乾燥、お米を一旦寝かせる段階乾燥)、だから当農園の無農薬玄米は確実に生きていて発芽しますので、安心して発芽玄米ができます。


上記の技術詳細はこちら > 無農薬米づくり<栽培技術と実際>

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